―魔神が目覚める日w―
「……………」
のんびりとした入浴時間を終え、ルルーシュから(無断で)拝借したYシャツを着たC.C.。
そのとき、ふと目に入ったものが女の子の怨敵―――もとい、体重計。
普段なら気にも留めないそれだが、夕食の席でルルーシュに『そんなにピザばかりだと太るぞ』と言われたばかり。
当然制裁は加えておいたが、C.C.にも矜持がある。
数字を持って証明してやろうと、思わずそれに乗り、絶句した。
現実が信じられなく、一度降りて深呼吸し、再度乗る。
今度は目がおかしくなったのかとごしごしと擦って再度乗りなおす。
しかし、結果は変わらず、無常にも表示されるのは『5○kg』というデジタル。
たっぷり5分は固まった後、全力で駆け出すC.C.。
途中、『し、C.C.さん!?』と驚くナナリーや咲世子がいたような気もするが、気にしてなどいられない。
一気に駆け抜けてルルーシュの部屋まで行き、半開きであった扉も勢いよく押し開く。
「なっ!?」
なにやら驚いているルルーシュだが、それすらも気にせず一気にその胸に飛び込み、泣き出すC.C.。
オロオロするルルーシュだが、一向に会話が出来ない為、泣き止ますのが最重要だと想い、
ぎゅっと抱きしめて落ち着かせるように頭を撫でる。
しばらくその状態が続き、落ち着きだしたC.C.が漸く口を開く。
―――るるーしゅ、体重が、体重が…
その言葉だけで全てを理解してしまったルルーシュが説教モードに入るのは当然であった。
そして、その説教モードの結果、C.C.の大泣き再開するのももはや確定事項である。
―――オマケ
「大体、お兄様はデリカシーがなさ過ぎるのです!」
聞いているのですか、お兄様!? と、何時になく強気な口調でルルーシュを説教するナナリー。
あれほどの事件があの程度で片付くはずなどなく、説教を見られたルルーシュは
C.C.を再度泣き止ませながらナナリーを説教を受ける羽目になっていた。
―――何故、俺がこんな目に…
どの作品の主人公同様、ろくな目にあわず哀愁漂うルルーシュの想いに応えるものなどいるはずがなかった。
某チャットで仲良くさせてもらってる水無月さんから素敵小説をいただいちゃいましたーv
C.C.の乙女心に胸を打たれ意外と強いナナリーに笑わせてもらいましたwwwww(
更にはっかい。さんより挿絵をいただいちゃいました!うああ、可愛いしセクシーだしさすがです!w
水無月さん、素敵小説を、はっかい。さん、素敵挿絵をありがとうございました!